2012年06月02日

若き詩人への追悼。

新聞で、高岡和子さんのことを知りました。リーダースノート出版社から「さようなら17才 海と心の詩」という題で出版されています。残念な事に、高岡さんは1964年、湘南海岸で17才の短い命を終えました。和子さんの詩は、高岡さんのお兄さんの友人である国重さんという方が、自費出版され大きな感動を呼びながらも、埋もれていました。出版後偶然、古本屋さんでその本を見つけファンになった木村さんの遺稿を探し求めた熱意が実り、48年ぶりまたまた偶然、国重さんを見つけ、再出版されたとの事です。 以前、やはり若くして病気で亡くなれた天才詩人、矢澤宰さんの「光る砂漠」以来の衝撃でした。心より追悼の意を捧げ、そして亡くなられたことを惜しみます。

高岡和子さんの詩より

「雨の音」
 
ポトンと落ちた瞬間に
心もいっしょにふるえるような
雨の音
孤独を音にしたら
こんなふうになるだろう
                                  
(中三・6月)

「孤独」

夜霧のなかに
高架線が
きえるところに
それはある 
石の壁にうつった
私の影の中に
それはある
                                  (高一・十一月)


理屈や評論ではなく、感性にすぐ響くもの。身近な日常の中で感動できるもの。そんな作品を私は描いて行きたい。最後の職場で出会った障害のある方達が、感動して下さった私の絵の心を、忘れないで描き続けたい。
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2012年05月27日

名医。

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妹は、未熟児で生まれたせいか身体が弱く、特に小さい時から右耳を中耳炎の繰り返しで悪くした鼓膜が、溶けて無くなりました。18歳の時8時間の手術で、一カ月入院しました。ところがその後も聞こえず、もうあきらめていましたが、一昨年の暮れから、左耳が炎症を起こし鼓膜に穴があきました。いくら色々な病院で診察をしても、抗生剤の投与の繰り返しで、胃が悪くなるだけ治らず耳の鼓膜に穴があきました。紹介で某有名大学の教授の診察を受けましたが「老化」のせいになりました。いつも痛みに耐えている妹を心配して、親友がご主人に相談、ご主人は勤務先の保健婦さんに相談してくださり、深水先生に巡り合えました。深水先生は聖蹟桜ヶ丘の先生です。すごく待たされるとの情報で覚悟しました。それは、どの患者さんも丁寧に診察され、心から安心できる説明をされます。待たされている患者さんたちもそれを知っているので、お互いさまで待っています。深水先生の紹介で、「聞えるようになるから」と励まされ深水先生がご高齢のため、仙台の将監耳鼻科湯浅先生の手術を受けることになりました。湯浅先生は「神の手」と言われる方ですが、静かな優しい先生でした。ご子息も同じような素晴らしい先生です。三人の名医にお会いでき、両耳の手術が成功しました。聞えるようになったのです。以前8時間の手術が、湯浅先生の考案された特殊な技術で、1時間半で済み、歩いて自室に戻り、痛みもあまりありませんでした。それにしても三人の名医と言われる方達の「医は仁術」という言葉が死語でなく、技術と共に素晴らしいお人柄に驚かされました。「日本人の素晴らしさに感動したアインシュタインは、今がっかりしているだろうな・・・・!」といった思いが吹き飛びました。3・11以降、おかしな日本人が目立ちますが、「まだまだこんなに素晴らしい方達がいらしたんだ」と勇気を頂く方達を知り、また巡り合える機会が多くなりました。
posted by ちひろ at 13:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月18日

お話の会をします。

青梅市の小作駅から歩いて5分くらいのところに、「大判焼きと絵本のトロフィー」さんがあります。
そのトロフィーさんで私の絵本と、絵葉書を置いて下さっています。そこで「お話の会」をさせていただけることになりました。TV

6月23日(土)
午後1時〜2時くらいまでです。
絵本「心のメロディ」を読ませていただきます。、
お話は 「生きがいを見つけるたいせつさ」についてです。
これから月一位、いろいろな絵本を読みながら、子育てヒントになるようなお話をしたと思っています。




「あきらめない大空へ」の下書きデッサンも進んでいます。
納足がいくまで直しているので、柔らかい自然な線で描けるようになって嬉しいです。

posted by ちひろ at 17:47| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月14日

作品制作中です。

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 最初の場面
鯉のぼりを見ている元ちゃん。
上からの視線が、むずかし・・・exclamation×2
 
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 最初のラフ画
場面設定を、上の絵に変えました。
 
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 ほっぺたに、鯉のぼりの涙が落ちて
{おや!」と気付く元ちゃん。
この場面は大きく変えてい描きまし
た。楽しみに!
動きも出ました。
 
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 これがメインの場面の元ちゃんが、
カラスに泣き落しをするところ。
さて、どんな下がき絵になるか、自
分でも楽しみです。
「あきらめない、大空へ!」のラフデッサンです。もう下描きは、数枚終わっているので、最初の場面は、ずいぶん変りました。必殺、元ちゃんの泣き落としで、カラスを追い払う場面が、どのような絵になるか、自分でも楽しみです。せっかく下絵がうまくいっても、彩色で失敗する事もあり、その時のショックは大きいです。下絵の雰囲気はそのつど違うので、また同じに描けるか心配になります。この頃は描き直す力が、「少しついてきたかなー」などと思い始めています。それに、今回は鯉のぼりが登場するので、鱗一枚ずつ描くのに、根気との勝負です。前の作品で(絵本、心のメロディ)沢山のコスモスを描いている時が、やはり根気比べでした。ちょうど、TVで原田泰司先生のドキュメントを放映し、杉の葉っぱを描いているのを取材されていました。「先生大変ですねー。」との取材者に「本当に、いつも大変だなーと思いつつ描いています。でもこれが僕の仕事ですから。」とおしゃっていました。それを視て「あー原田先生でも同じなんだ。」と元気を出して、コツコツ描いています。
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2012年05月07日

5月26日のお知らせ。

あきる野市の龍雨山地蔵院では、3.11の大震災からずっと続けている復興支援の為、地蔵院で下記の催しを行います。当日は、気仙沼から被災したお寺の和尚さん、男山酒造の社長さんがお出でになりお話しされます。地蔵院の和尚さんが考えた「おきあがりこぼしのダルマ」作りと販売をします。ダルマは沢山のボランティアさんによる手作りで、その売り上げを被災地に送っています。私と妹も1000個のダルマさんに和紙を張り、顔を描きました。ブログでも紹介しましたが、和尚さんが出来上がったダルマにお経を入れ、応援者と被災地をつなげています。当日、私は妹の手術の付き添いで、仙台に行くので参加できないのが残念です。復興の道のりはまだまだ遠いのですが、時間が経過する中で支援の方たちが少なくなっていきます。このブログを読まれた方々は、ご都合を付け是非ご参加ください。
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posted by ちひろ at 12:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

小出先生の講演会に行ってきました。

昨日、日本教育会館での小出裕章先生の講演を聴きました。
いつもインターネットの、毎日放送「種蒔きジャーナル」から小出先生の現在の原発情報を得ることができました。原子力にあこがれて京都大学原子力研究所で研究を続けているうちに、原子力の危険性を知り、あらゆる原子力使用を反対されています。ご自分が先生と呼ばれることを嫌い、コツコツと40年間反対運動をされてこられました。地元の裁判で敗北しながら頑張っている住民の方々に、危険を実証するデーターを提供して、支えた京都大学原子炉研究所の、「熊取6人衆」と呼ばれた研究者の一人です。日本の大学で、反対の理由を科学的に証明し、頑張り続けた人たちがたった6人しかいなかったのです。今は、6人の中でも亡くなられたり退官され数人しか残られていない心細い中、原発事故が起きました。このような大変な状況なのに、不安をあおることなく、いつもと変わらない冷静で温かな誠実さがにじみ出る講演でした。しかし、原発が取り巻く状況は厳しく「昨年の3.11以降、世界が変わってしまったのです。もう戻れないのです。ですから今はその中で工夫して生きてゆくしかありません。汚染されないところはないのですが、大人によってもたらされた危険から、何の罪もない子どもたちを守らなければいけません」と言われました。「政府、東電が悪いのは当たり前ですが、自分を含め原発を止められなかった我々も悪いのです。だまされたあなた達も悪い。一度だまされた人は、まただまされます。」と厳しいことも言われました。返す言葉もありません。終始一貫して「どうにかして、子供を守りましょう」と訴えられました。今の汚染がれきの焼却方法も具体的で、より安全に行う方法があるようです。こんなになってもまだ政治家は、研究者の意見を聞かずに、どうして利権に走るのか腹立たしくなります。でも、そんな政治家に、政治を託した我々に責任があります。あとは、われわれひとりひとりが自己責任で、なんとか止める工夫をしないと・・・・・・・exclamationexclamation×2あせあせ(飛び散る汗)
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2012年04月18日

原作ができ、コマ割りに入りました。

被災地の友人から、「子どもたちの、心のケアーが大変」と連絡をもらいました。電話
そこで、色々考えて私ができることで「あきらめない、大空へ(仮題)」を書き上げ、私が書いた文章を友人達も協力してくれ、やっと何とか原作ができました。
主人公の玄ちゃんは、名前に反して弱虫の泣き虫です。ある日、元ちゃん家の鯉のぼりが元ちゃんに「綱をほどいてほしい」と頼みました。「大空を一度でよいから、自由に泳ぎたい」というのです。一度は断った元ちゃんですが、仲間の動物達の応援をえて風の神様のところにお願いに行きます。途中怖い意地悪カラスや険しい岩山にもめげず助け合い、進みます。さて元ちゃんたちは、風の神様に会えるでしょうか?
以上があらすじです。
「こころのメロディー」は、希望をもつ大切さとそこから、「生きる意欲がわく」事をテーマにしました。希望は生きがいを、身近なところから見つけることです。人に必要とされると、一番の生きがいになります。絵本でも、フィクションの中からちいさな冒険をとおし、子どもたち、大人たちの何とかしようとする力を見つけてほしいと願いました。未曾有な辛い体験をした方々に「がんばれ日本」などとはいえません。弱虫で意志の弱い私には、絵で寄り添わせて下さい。
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「あきらめない。大空へ」のヒントにした絵です。

posted by ちひろ at 12:18| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

太陽は3つ!?

その幼稚園は、カソリック教会で伯父の家の近くにあり、従兄が通っていたのでよくお迎えがてら遊びに行きました。それだけでなく、伯父の家に行くときは、誰もいない幼稚園の庭で従兄と仲良く遊んでいると、神父さんがいらっしゃり、お話しをしてくださいました。神父さんは背の高い外人で、当時まだ外国の人が珍しい時代、目の青い茶色の髪の人が流暢な日本語を話すのが、不思議でしょうがありませんでした。優しく静かにいつも穏やかに接して下さる神父様へのあこがれと、おしゃれな庭に咲く花、そして大好きなブランコ。それも当時やはり珍しかった4人乗りブランコにあこがれて、その幼稚園に入りました。ところが、私はせっかく幼稚園の2年保育に入ったのに、途中で辞めてしまいました。今でもその時の記憶は、断片的に覚えています。あこがれの庭で遊び、たくさんお友達がいて楽しくてしょうがなかったのですが、ちょっと自由な私は、先生の物差しからずいぶん外れていたようで。先生によく叱られました。
そのひとつ「太陽3つ事件」晴れ晴れ晴れお絵描きの時間に、私は大好きな野原と太陽を3つ描きました。それを見た先生は「ちひろちゃん、太陽は1つに決まっています。なおしなさい。」と言いました。「えっ、太陽はあちこちで、たくさん見えるでしょう。」exclamation&questionと聞き直しました。「違います。太陽は一つに決まっています。常識ですよ。パンチ」そして3つの太陽は、お迎えの父に報告されました。父はそれを聞き、ニコニコ笑い何も言いませんでした。

その日の夜、父は銭湯の帰りに高く見える銭湯の煙突を指さし、「ほら見てごらん煙突が見えるだろう。いくつ?」「一つ。」しばらく歩き、また「お風呂屋の煙突は幾つに見える?」「一つ。」「ね、高い所にあるものは一つでも、どこからでも見えるんだよ。太陽は、一つでも煙突よりもっともっと高い所にあって、世界中の人が見えるくらい大きいんだ。」「すごーい。」そんな体験ひとつひとつが、私が大人になってからの、子どもたちに接する仕事に生かされています。ちなみに、将来の私は、世界に出かけられる仕事、新聞記者、映画監督になりたかったのですが・・・・・ダッシュ(走り出すさま)

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2012年04月09日

桜咲く。

まだ、絵がアップできないので物足りない思いです。

あきらめないで前に進む。私にも今必要なことです。しかし、だんだん年齢を重ねると気力が伴わずつい自分を甘やかしてしまいます。
今まで、それこそ一秒も無駄にできないほど忙しい職場で走り抜けて生きてきた人間にとって、一度気持ちが抜けるとなかなかエンジンがかかりません。
3.11で被災された方々は、厳しい人生を精いっぱい生きてこられた中で「あー、何とか生活できる。」と思ったところにすべてを失いました。もう一度故郷を作る事の大変さ!言葉になりません。昨日まで妹と、まただるま作りに専念し、やっと500個終わりました。これでしばらく自分の仕事に戻るつもりで、他のボランティアさんにお願いします。達磨さんの顔を一筆ずつ描いていると、ついつい「この子は、どこの人のところに行くのかしら?被災地の方の幸せを願ってね。」と思いを込めてしまいす。そこで、今取り組んでいる絵を横に置いて、「あきらめない!大空へ。(仮題)」という物語を作っています。
飛行機
posted by ちひろ at 10:51| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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