2012年08月04日

あきらめない、大空へ。

いよいよ、「あきらめない。大空へ!」の下絵が終わります。いつもは下絵が終わる毎に彩色をしていましたが、今回は次の下絵を描きながら前に描いた下絵を見直し、何度も直しながら進みました。描いた直後は、自分の絵を客観的に観れず、直す部分を見逃してしまう事に気づいたからです。これからいよいよ彩色です。ドキドキします。最初のタッチに戻り墨絵の縁どりにします。すると顔を彩色すると、輪郭の墨が溶けて黒ずみ、やり直しだったり色が気に入らなかったりのトラブルが出ます。まず原画のコピーを取り、その時は恐れずやり直す覚悟です。そういえば、ブログを読んだ友人から「あのアヒルちゃんはその後、どうなったの?」と聞かれました。可愛くて生意気な、甘えん坊のアヒル。鳥の習性で、最初に目にした動くものを自分の親だと認識するそうですが、本当に家族の一員として我々を慕っていました。ある日、食いしん坊の雄アヒルが、父の蒔いた殺鼠剤をほじくり返して見つけ食べてしまいました、そのまま天国に逝ってしまった夫を偲び、雌アヒルは一切食べ物を口にせず、それから直ぐにあとを追うようにして亡くなりました。生きている時、雄アヒルは結構横暴亭主だったので、良く雌をかばい叱っていた私たちでしたが、しみじみアヒルたち夫婦の愛情の深さを知らされました。
 
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最後の数ページ前の
物語のハイライト。
元ちゃんたちが、苦労
してやっと
「風の神様」に出会う名
 。



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2012年07月28日

本物の怒りのぶつけ場所。

「叱る事」と「怒る」事は違う。

以前、私が児童養護施設に勤めてすぐに、虐待を受けた兄弟を担当した。二人が受けた親からの暴力は凄まじく、よく命があったと思う程だった。
一緒に生活している時、その子を叱る事がよくあったが、兄の方はすぐ不貞腐れ目を合わせない。担当寮自体、荒れた寮に配置換えになったばかりの私なので、子供たちとの心のつながりがまだ希薄だった。そこへ虐待された子は、相手の感情を逆なでするのがうまい。そうして無意識の中で、自分と相手との距離、愛情を測っている。叱るときは相手と一対一で目を見て、話す。その時の最後に必ず、「何のために叱っているか。」を伝えた。「私は年齢から考えても、あなた達より先に死ぬ。親はみなそうでしょう。私がいなくなった時、あなたが幸せな生活ができるように、心配だから叱るの、。いまやった事を直さないと、どうしていけないか、幸せになれないか考えて御覧。たいせつな、子供が幸せになる事だけを考えて叱っているの。」といつも話した。彼らは、私の言葉だけでなく、心身全体から愛情を感じ、叱られたことを受け入れてくれるようになっていった。しかし、叱るときはいつもクールに相手の表情を見て、相手の感情を読み取るように心掛け、逆に言葉は感情的に、全部自分をさらけ出すようにした。そして相手の感情も出された時、静かに相手の良さを知らせ、ゆっくりさとし、受け入れた。それは、私が肉親ではないからだ。本当の親なら感情が高ぶり泣きわめきあっても、相手への心配で叱るのなら、心配している気持ちが通じる。しかし、ただ親の勝手な価値観や、周囲の価値観に流され自分の怒りを相手にぶつけるだけでは、反感しか残らない。大切な子を守れるのは、この世に親だけだ。その親が人生を懸け、子どもの将来を案じて叱る姿は、愛情のバロメーターでもある。よく電車の中で、母親は友人との話しに夢中で時々周囲の迷惑をかけているわが子に「やめなさい、迷惑でしょう。静かにしなさい。」といいつつ、親同士のおしゃべりが続く場面に遭遇した。叱るのではなく単に勝手に怒っているだけだ。「自分の会話を中断し、静かに子供の目線で目を見て話してほしいなーexclamation&question」と思ったことが何度となくあった。

おかしなことに本当に、怒り、怒らなければならない時にそうできないおとなが、日本中にあふれてしまった。自分さへよければ、今さえよければ。
自分が残す子どもたちの未来を考え心配し、そのために、今しっかりと誰に怒りをぶつけなければならないか、親しかできない事がある。そういう私もこんな世の中にしてしまった自分自身に、怒らなければならないと日々反省の毎日だ。
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2012年07月27日

いじめる子、育てる親。周りの大人。

大津のいじめ事件が発端で、3.11以降しばらくマスコミの話題にならなかったいじめ問題が、クローズアップされている。その間けっしていじめがなかったのではなく、マスコミは、震災の話題一色を取り上げていたからだ。私が自立支援施設(旧教護院)で、体罰をせずに非行をしてきた子ども達と、いじめやボス行為のない生活ができたのは、当たり前に誠実な大人の姿を見せたからだった。「親の後ろ姿を見て育つ」本当に先人の言葉には嘘が無く、知恵が有る。子どもを育てる責任はすべての大人にある。しかし、親の存在はその以前の問題だ。育てたように子は育つ。きっといじめている子の親の後ろ姿は、いじめをするこの鏡だったのだろう。見て見ないふりをした教師、教育委員会の委員たち、圧力でやっと動き出した警察官、個々はどんな親の後ろ姿を見て育ったか想像がつく。そして自身も自分の子ども達に、同じ後ろ姿を見せている。今、日本の子ども達の子育て、教育を立て直すのには、100年かかると言われるゆえんが判る連鎖だ。私の未完成の絵本「本当の宝物」はそんな子供たちをテーマにしている。実際、私が特に厳しく叱った事に、「自分がされて嫌な事は、人にはしてはいけない」だった。高校の時の経験から、自分自身に起きた事だと辛さが始めて解る。しかも、「自分に、もしこんなひどい事起きたら耐えられない・・!」と感じる心は、育てられ方から来ると思うし、周囲の大人の影響が大きい。私は、いじめた子にバーチャルリアリティー体験を、立場を逆転させ体験してほしいと思う。原発事故が収拾しない中、新たに原発を再稼働させ、「もしも、何かあったら全責任を摂ります」という人物が組閣した文部科学大臣が、いくら対策委員会を作っても・・・期待薄exclamation×2 大人に裏切られ傷ついた子達さえ、「自分にされたら嫌な事をしてはいけないってよく言われたけど、いまやっとわかった。」と学校の作文に綴って卒業した子がモデルの絵本を、頑張って描き終わろう。もう少しで、「あきらめない。大空」の下書が終わる。
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2012年07月21日

良識の壁。

偶然のことから、東京新聞を読むようになりました。良識的に一番という今まで読んでいた新聞と比べ、紙面も少なく値段の安い東京新聞には不安が有りましたが、その内容の濃い事、そしてその報道姿勢の素晴らしさに感動です。3.11以降、誰を守るための報道か、また企業利害にとらわれず市民目線の報道かは難しくなっています。その中で誠実にジャーナリズムを貫き通している方達がはっきりしてきました。「7.16原発はいらない10万人集会の報道を観ていてもそれが明らかでした。そして今日の記事の中でも、心打つ記事を見つけたので、アップします。毎日放送『種まきジャーナル』のスタッフの方々も、大阪なのでパソコンからしか聞けませんが勇気と元気を頂いてます。
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これは、すごい記事でした。東京新聞は原発事故特捜班が、がんばっていますハートたち(複数ハート) 
 


昔、テレビに出ていた「たこ八郎」さんのことが出ていました。テレビのときは、「おかしな人だなー。」くらいしか感じませんでした。ある日妹が、この人はパンチドランカーで苦しんだんだよ。よく頑張っているよね。」と教えてくれました。
とぼけた演技からは、想像できないこんなエピソードがあったんですね。
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2012年07月03日

武井武雄先生の凄さ!

6月30日、信州諏訪大社様にお参りに行ってきました。
その時、以前より行きたかった武井武雄の作品がある「イルフ美術館」に行ってきました。私の作風からはかけ離れた人ですが、大好きです。大正モダンと日本風情をミックスした不思議な絵は、絶対に私の思考からは思い浮かばない作風です。「イルフ」とは、さかさまに読むと「古い」で、そのセンスが素敵です。日本で初めて「童画」の名前を付け、子ども達のための絵を描いた人です。いくら見ても不思議で見あきない作風です。次は、東京都美術館のフェルメールを観てきます。 「あきらめない。大空へ」の絵は、意地悪カラスに出合ってしまう場面に入りました。意地悪なカラスが難しいです。


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2012年06月19日

お話の会のお知らせです。

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青梅線小作駅出口の右側(さみしい方)に降りて歩いて5分くらいです。

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2012年06月16日

新聞記事からです。

石牟礼道子さんの言葉が、胸にささります 
 追悼 
 
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憂鬱な雨の日。

大飯原発が再稼働に向けまっしぐらです。ドジョウ氏は「何かあったら全責任をとる。」そうですが、それなら今起きている事態に責任をとり、証明してほしいです。無色、無臭の放射能のため、今まだこの東京にさえ汚染が続いているのに、人々は慣れっこになっています。花粉症のような症状が出てくれると、汚染の度合いに慌てるのに、「喉もと過ぎれば・・・!」の日本人気質。昨日ETV特集の再放送で、水俣病に取り組んでこられた原田先生追悼を見ました。急性白血病で急逝された記事を読みましたが、以前からの活動を知ると改めて先生の訃報が、惜しまれてなりません。私も「のどもと派」のひとりとし放送を観、己が恥ずかしくなりました。大学院生のころから、現地で被害に逢われた方々の診断、診療に携わり、世界で初めて胎児性水俣病の発症を告発されたそうです。また若い学生だった先生は、なかなか現地の人に受け入れてもらえなかったそうですが、子ども達と無邪気に遊ぶ先生を見た人々が、自然に先生のお人柄を信じるようになったとか。現在も水俣病患者の、数の実態さえ把握できないそうです。福島のこともそうなり、日本人は「ゆで蛙」の運命を余儀なくされていきます。

もう一人残念な方の訃報を知りました。若き弁護士の日隅一雄さんです。自由報道をめざす心あるジャーナリストの後ろ盾で、福島の報道、政府政策の真実をつきとめようとがんばられた方です。それにしても昔の人は「憎まれっ子、世にはばかる」とは良く言い当てました。IMG.jpg

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2012年06月12日

アヒルの思い出。

「あきらめない。大空へ」の下絵を進めています。この物語には、主人公を助ける動物や鳥が出てきます。動物や鳥を描くのは難しいです。彼らを、私風にアレンジし、かつ生き生きと描きたいからです。その中に、アヒルがいます。昔、長い間アヒルを飼っていたせいか、デッサンをすると2匹の思い出が蘇り、他の動物達に比べ割合楽に描けているのに気付きました。
生まれたばかりの2匹のアヒルから目を離せず、買ってきました。偶然、雄と雌アヒルでした。最初は泳げないので、家族中交代で泳ぎを教えました。いちばん熱心に優しく面倒を見たのが、末っ子の妹です。ところが彼らは大きくなると、その妹をからかい、噛みつくと歯型がついても離しません。よく、羽を広げ妹を追いかけまわし意地悪をしました。一度は、2匹で逃げ出し環状七号線のど真ん中を歩いて近所の人から連絡を受けた母が、「アヒちゃん帰っておいで―!」と呼んでも平気でトラックや乗用車を止め、歩いていました。「あなたが呼べば来るから」と母に言われた妹が呼ぶと猛ダッシュ!!すごい勢いで道の端で呼んでいる妹を見つけ追いかけだしました。「あの時はこわかったわ。家の縁側から家に逃げ帰るのがやっと。」と妹の思い出。けれど私達には、甘える可愛いアヒルです。「序列が有ったのよ。年下だって解っていたのよ。」と妹は言います。おかしいのは、雌のアヒルを「可愛い」などと言うと、雄が焼もちを焼き「ガァガァー」と鳴いて、羽を広げ怒ります。「よしよし、お前が一番かわいいよ」となだめると抱っこされ、顔をうずめ「クッ、クッ」と甘え、いつまでも抱かされていました。番犬より確かな我が家の番鳥は、遠くから家族の帰ってくる足音を聞きつけ鳴いたので両親は、家族の帰りを知ったと言います。ちなみに、知らない人が来ると迎え撃ち、噛みついて困りました。
 
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2012年06月07日

梅雨の走り?


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  今日の天気予報では、もう少し気温が上がる予定。ところがあいにくの曇り空です。先月、妹に付き添い仙台迄行きました。車窓から関東平野の風景が美しく、もう田植えを済ませた田んぼが一面に広がりました。でも、心中は穏やかではありませんでした。この美しい風景の中に溶け込んだ放射能のせいで、どれだけの稲が私たちのもとに届く事が出来るのか、心配だからです。昨年は空から降った放射能が、育っていた植物の周囲に付いたので、不安はあっても除染は洗う事で何とかごまかせました。しかし今年は放射能が土に入りこみ、植物の中に取り込まれ生育しています。小出先生は、子どもと若い方以外は、食べてほしいと言われます。大変な農作業を経て生産された作物を、おろそかにしてはいけないと。そしてこんな状況を作りだした我々世代の責任から、逃げられないとも。しかし、実際この風景を見ると、本当にこんな美しい豊かな大地を、けがしてしまったことへの、悔しさ悲しさが胸を突きます。
そういえば、ツバメが減ってきていると、TVで放送していました。私は、田植えの上をスイスイ飛ぶツバメの姿、雨の中傘から見上げる中元気なツバメの姿、そして軒先に餌を運ぶ親ツバメ、ピイピイ泣いて餌をねだる雛のかわいらしい事、大好きです。時々電線に止まり、クチュクチュピイチュク、とおしゃべりしているツバメの声に聴きほれます。本当に当たり前の風景、その中から生まれる当たり前の幸福を、震災後気付いた人が多いとか。
その気持ちが、手遅れに何りませんように願うばかりです。











































































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